店主です。
今日は、2017年から取扱を始めたKWIXチューブストレートニングツールをご紹介してみたいと思います。
一番最初のブログで画像だけご覧になって頂いたのですが、その後ご購入頂いたお客様からは好評を得る事が出来ました。
websiteでもKWIXのご紹介をしているのですが、もう一度おさらいして行きましょう。
takkcompany.rexw.jp
最初に見て頂いた画像ですね。
商品名と、パッケージの写真で既に使い方のイメージが出来ている方もいらっしゃいますね。
この画像でKWIXと一緒に写っているのはブレーキの配管等で使われる3/16"(4.76mm)の銅製のチューブです。
これで、確か長さは5メートルだったかな ?
メカニックさんとしては「真っ直ぐの状態で届くと良いな」と言う所だと思いますが、大抵このようにコイル状に巻かれた状態で届きます。
ストレートの状態では送るのに長さに制限が出てしまいますし、送料が割高になって
しまいますので、コイル状にして送るのが一番コストの面でも良いですよね。
さて、車に取付ける際にはコイル状のままでは作業が出来ませんので、真っ直ぐに伸ばして上げる必要が出て来ますね。
チューブの素材が柔らかいので、手で伸ばす事も出来ますし、平らな床の上で足で踏んで伸ばしている映像も見た事が有りますので、特別このようなツールが無くても作業は出来ますね。
でも、この手の素材を手や足だけでツールを使う事無く伸ばすのは意外と難しくて、
伸ばしてみたけど、なんか「いびつ」になってしまう事が多いと思います。
ですので、そんな時は是非KWIXを使って綺麗な仕上がりのチューブを作って下さいね。
さて、チューブを伸ばして行きますよ。
その前に、必ずチューブの端末をチューブカッター等の専用の工具を使って綺麗な真円の状態にカットして下さい。
サイズによっては、ニッパーなんかでもカット出来るのですが、端末が潰れてしまい
綺麗な円になりません。
この状態で無理にKWIXを使ってしまうと、ローラーにキズが付いてしまい、仕上がったチューブの表面にキズを付けてしまいます。ですので、必ず専用の工具を用いて綺麗な円い断面になってから伸ばし作業を始めて下さい。
最初だけチューブの端を手でストレートの部分を作って下さい。
10cmから15cmぐらいストレートになっていれば大丈夫です。
それが済みましたら、ストレートの部分を持ってKWIXに差し込んで下さい。
ちょっと、力が必要になるかもしれません。
KWIXに対して斜めにならないように注意して差し込みましょう。
ゆっくり差し込んで行くと、反対側からチューブが出て来ます。(当然ですね。)
有る程度の長さで前後させながら、徐々にチューブを差し込んで行きます。
抜き差しを繰り返して、ストレートを伸ばして行きます。
段々伸びて行きますね。
こんなイメージでチューブを伸ばして行って下さい。
必要なストレートが出来たら、綺麗にカットして下さい。
どうですか ?
とても簡単に綺麗な直線が作れますね。
残念ながら、完璧な直線か、と言われると厳しい部分も有ります。
ですが、何も使わずに手だけで伸ばしたりするよりは綺麗に仕上がりますので、是非
ご検討下さい。
さて、とても簡単で使い易いKWIXですが、残念な点も有ったりします。
それは、サイズが固定なので、加工するチューブのサイズの数だけ用意しなければ
ならない事です。
ローラーの巾を調節して様々なサイズのチューブに対応出来るツールも有りますが、KWIXにはその機構は有りません。
なので、作業するチューブのサイズは一つだけ、と言うような現場ではとてもお勧めです。しかし、何種類ものサイズのチューブを扱う現場では、そのサイズの分だけ用意しないとなりませんので、そこがデメリットかな ? と思います。
ですが、サイズが固定ですので、使う度にサイズを合わせる手間は有りません。
いつでも、適切なサイズのツールをお使い頂く事が出来ます。
また、万力等に固定する必要が有りませんので、チューブを装着する車や機器のそばで作業する事が出来ます。
現場合わせで作業をする場合等には、とても便利だとお使い頂いた方より伺う事が出来ました。
では、また。